健康増進のための新指標「至適量」
VITANOTEでは、栄養向上基準に基づき摂取すべき栄養素の量および上限量を示しています。
栄養向上基準とは、厚生労働省が定める「日本人の食事摂取基準」に加え、独自に策定した「至適量」を用いた、より満たされた栄養状態を目指すための革新的な基準です。
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VITANOTEでは、栄養向上基準に基づき摂取すべき栄養素の量および上限量を示しています。
栄養向上基準とは、厚生労働省が定める「日本人の食事摂取基準」に加え、独自に策定した「至適量」を用いた、より満たされた栄養状態を目指すための革新的な基準です。
これまで、弊社が開発した、尿で栄養検査を測定できる「栄養検査キット VitaNote」では、「日本人の食事摂取基準」に基づき、目指すべき基準を定めていました。
日本人の食事摂取基準は、主に摂取不足による疾病(欠乏症)を回避するための指標として、最低限摂取すべき栄養素の量を示しています。※
例えば、ビタミンB1の場合、1800年代に流行した、ビタミンB1の欠乏で発症する脚気(かっけ)という病気を防ぐために摂取すべき量として決められており、現代の我々の食生活の基準となっています。
私たちは、この基準に基づいて生活することで、栄養を「欠乏させない」生活を送ることができます。
※一部の栄養素では生活習慣病の発症予防を目的とした「目標量」が策定されています
しかしながら、欠乏症の恐れが極めて少ない現代の日本では、栄養に対する期待は、欠乏症の予防に加え「健康の維持、増進」に向けられています。
健康の維持、増進をするためには、欠乏症を予防する最低限の量では不十分な場合があるため、「健康増進のために十分な摂取量」という位置づけで「至適量」という新たな指標を策定しました。
この「至適量」は、これまで「日本人の食事摂取基準」の策定をおこなってきた、各栄養素の専門家である先生方の監修の下、科学的根拠に基づき策定しています。
至適量に関する詳細な内容はこちらをご確認ください
VITANOTEは、お客様の調子をよりよくすることを追求しております。至適量が定められている場合は、至適量を目指すことを推奨しています。
下の表はVITANOTEで採用している基準の一覧です。
栄養素によっては複数の基準にマークがついていますが、至適量が定められていない場合は、日本人の食事摂取基準の値(目標量を持つ場合は目標量、持たない場合は推奨量、目安量のいずれか)を採用しているためです。
日本人の食事摂取基準 (目安量) | 日本人の食事摂取基準 (推奨量) | 日本人の食事摂取基準 (目標量) | 至適量※1 | ||
---|---|---|---|---|---|
エネルギー | - | - | ◯ | ◯ | |
たんぱく質 | - | ◯ | ◯ | ◯ | |
脂質 | - | - | ◯ | ◯ | |
炭水化物 | - | - | ◯ | ◯ | |
ビタミン | ビタミンA | - | ◯ | - | - |
ビタミンD | ◯ | - | - | ◯ | |
ビタミンE | ◯ | - | - | ◯ | |
ビタミンK | ◯ | - | - | ◯ | |
ビタミンB1 | - | ◯ | - | ◯ | |
ビタミンB2 | - | ◯ | - | ◯ | |
ナイアシン | - | ◯ | - | ◯ | |
ビタミンB6 | - | ◯ | - | ◯ | |
ビタミンB12 | - | ◯ | - | ◯ | |
葉酸 | - | ◯ | - | ◯ | |
パントテン酸 | ◯ | - | - | ◯※2 | |
ビオチン | ◯ | - | - | ◯ | |
ビタミンC | - | ◯ | - | ◯ | |
ミネラル | ナトリウム | - | - | ◯ | ◯ |
カリウム | ◯ | - | ◯ | ◯ | |
カルシウム | - | ◯ | - | ◯※3 | |
マグネシウム | - | ◯ | - | - | |
リン | ◯ | - | - | - | |
鉄 | - | ◯ | - | - | |
亜鉛 | - | ◯ | - | - | |
銅 | - | ◯ | - | - | |
マンガン | ◯ | - | - | - | |
ヨウ素 | - | ◯ | - | - | |
セレン | - | ◯ | - | ◯ | |
クロム | ◯ | - | - | - | |
モリブデン | - | ◯ | - | - |
※1:2歳未満および妊婦・授乳婦は策定の対象外とした
※2:18歳未満は策定していない
※3:75歳以上は策定していない
注釈:色分けについて
グリーン:VITANOTEで通常、基準値に使用している指標
イエロー:VITANOTEで、年齢や妊娠状況により使用する場合がある指標
日本人の食事摂取基準で定められた耐容上限量に従い、摂取の上限量を定めており、上限量を超えない摂取を推奨しています。
利用者は、「栄養向上基準」を無償で利用することができます。ご利用にあたり特に申請なども必要ありません。
商用利用も基本的に自由にご利用いただけます。ただし、「栄養向上基準」を通信販売(特定商取引に関する法律第2条第2項の通信販売をいいます。)のために利用することはできません。