ルイボスティーとは?初心者でもわかる特徴と楽しみ方

ルイボスティーとは?初心者でもわかる特徴と楽しみ方

ルイボスティーは、南アフリカ原産のマメ科植物「アスパラサス・リネアリス」の葉から作られるお茶です。
この植物は南アフリカの特定地域でしか育たず、その独特の気候や土壌条件がルイボスティーの豊かな風味と栄養価を生み出しています。
ホットでもアイスでも楽しめるため、日常的な飲み物としても非常に優れています。
この記事では、ルイボスティーの種類や特徴についてご紹介します。

ルイボスティーの種類

ルイボスティーは、大きく分けて以下の2種類があります。

1. 発酵ルイボスティー

一般的に「ルイボスティー」として知られるタイプです。製造過程で発酵させることで赤褐色になり、甘みとコクのある独特な風味が特徴です。発酵によってポリフェノールの一部が減少しますが、紅茶に似た深みのある味わいを楽しめます。

2. グリーンルイボスティー(未発酵タイプ)

発酵させずに乾燥させたルイボスティーで、緑色のまま仕上がります。製造に手間がかかるため、発酵タイプよりやや高価ですが、さっぱりとしていて軽やかな味わいが特徴で、緑茶に似た風味です。
また、これらにフルーツやハーブ、スパイスをブレンドさせたフレーバータイプもあり、初心者でも飲みやすい味や香りで人気です。

ルイボスティーの特徴

◾️ノンカフェイン 1)

ルイボスティーはノンカフェインの飲み物で、特に夜のリラックスタイムに最適です。カフェインを摂取すると体が覚醒状態になり、眠りを妨げることがありますが、ルイボスティーならその心配がありません。
また、カフェインの過剰摂取によって引き起こされるめまいや心拍数の増加、不安感、不眠症などのリスクを気にする必要がないため、妊娠中や授乳中の方、カフェインに敏感な方でも安心して飲むことができます。
カフェインはコーヒーや紅茶だけでなく、ココアやコーラにも含まれており、知らず知らずのうちに摂取量が増えている場合があります。普段の飲み物をルイボスティーに置き換えることで、カフェイン摂取を自然と抑えることができるでしょう。

◾️豊富なポリフェノール2)

ルイボスティーにはポリフェノールが含まれています。
特に未発酵タイプ(グリーンルイボスティー)は、発酵タイプよりも多くのフラボノイド(ポリフェノールの一種)を含んでいることが報告されています。
ただし、現在ポリフェノールの推奨摂取量は厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」には定められていません。
過剰摂取は控え、妊娠中や授乳中の方、特定の疾患を持つ方は医師と相談の上、適量を摂取してください。

日常にルイボスティーを

ルイボスティーは、ノンカフェインで飲みやすく、ポリフェノールを含む飲みやすい飲み物です。発酵タイプと未発酵タイプ、それぞれの特徴を活かして、好みやライフスタイルに合った楽しみ方を見つけましょう。
フレーバータイプも豊富なので、初心者の方も気軽に挑戦できます。心も体もリラックスできるルイボスティーを、日常の生活にぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか?

参考文献

1. 厚生労働省, 食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A ~カフェインの過剰摂取に注意しましょう〜, 厚生労働省ホームページ,
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000170477.html (参照:2025-1-21)

2.  Lorenzo Bramati., Francesca Aquilano., Piergiorgio Pietta.Unfermented rooibos tea: quantitative characterization of flavonoids by HPLC-UV and determination of the total antioxidant activity,J Agric Food Chem.2003;51:7472-4.doi: 10.1021/jf0347721.