補食の意味とは?間食とは違うの?
2024/10/10
みなさん、「補食」と「間食」という言葉の意味を正しく理解していますか?
どちらも食事の間に摂取する食品を指しますが、それぞれの目的や意味合いには違いがあります。
今回は、補食と間食の違いについて詳しく説明していきます。
「補食」とは 「栄養素を補う食事」
「補食」とは、日常の食事で不足しがちな栄養素やエネルギーを補うために摂取する食事のことを指します。
例えば、1日3回の食事で十分なたんぱく質が摂れない場合、プロテインドリンクやサラダチキンが補食として役立ちます。
特に成長期の子どもや高齢者、アスリートなど、エネルギーや栄養素の需要が高い人々にとって、補食は大切な役割を果たします。
間食とは 「空腹を満たすための食事」1)
一方、「間食」とは主に食事と食事の間に空腹を満たすために食べる軽食を指します。
お菓子や嗜好飲料(ジュースやアルコール)、果物、菓子パン、ファストフードなどが間食の代表例です。
間食は、補食と異なり、必ずしも栄養補給を目的としていません。「小腹が空いたから」「口寂しいから」といった理由で摂ることが多いでしょう。
また、間食は仕事や勉強の気分転換や、日常に潤いを与える役割もあります。
補食と間食との上手な付き合い方 1)2)
補食との付き合い方
1回の食事で多くの量を食べられない方や、エネルギーが不足しがちな方、トレーニングの前後に栄養を補給したい方は、計画的に補食を取り入れてみましょう。
特定の栄養素を多く摂取したい場合は、栄養補助食品やサプリメントの利用を検討するのも良いかもしれません。
筋肉量や筋力を増やすことを目的にプロテインを飲んでいる方は、ぜひこちらのコラムも参考にしてください。
▶️「プロテインを飲む最適なタイミングは?」 https://vitanote.jp/columns/best-protein-timing
間食との付き合い方
お菓子が好きな方や、間食が日々の楽しみになっている方は、1日200kcalを目安に間食を選んでみましょう。清涼飲料水も間食に含まれます。
「ダイエットのために食事を抜いているのに、お菓子は食べている」「お菓子を食べたらお腹がいっぱいで、ご飯が食べられない」という方は、栄養バランスが崩れている可能性があります。まずは普段の食事を見直してみましょう。
また、間食は高カロリーになりがちで、肥満につながることもあります。お菓子などの食品のパッケージには栄養成分が表示されているものが多いので、購入の際は参考にしてみてください。
間食は「摂ってはいけないもの」というわけではありません。工夫しながら楽しむことが大切です。
補食と間食をうまく使って食生活を楽しもう1)2)
理想としては、栄養価が高くバランスの取れた補食を日常的に取り入れつつ、間食をする際にも健康的な食品を選ぶことが重要です。
例えば、ナッツ、フルーツ、ヨーグルト、プロテインバーなどは、間食としても補食としても利用できる、栄養価の高い食品です。
ぜひ、ご自身の好みやライフスタイルに合った間食や補食を見つけ、日々の食事を健康的に楽しんでいきましょう。
参考文献
1) 厚生労働省, 間食のエネルギー(カロリー). eヘルスネット. 2019-06-14,
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-03-013.html.(参照 2024-09-26)
2) 農林水産省,"食事バランスガイド教材 若者向け解説書",p12.
https://www.maff.go.jp/j/balanceguide/bsizai/attach/pdf/index-7.pdf.(参照 2024-09-26)